自分に合った勉強をすれば、第一志望合格を勝ち取れます。

高校受験の志望校決め。親はどの程度関わるべき?

2017年09月25日

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高校受験で志望校を決める時期になったとき、親はどの程度関われば良いかは悩むところですよね。

 

「子どものことを考えると、この高校にした方が良いのではないか?」「本人はこの高校に行きたいと言っているけど、今の学力では到底届かないからどうやって諦めさせよう?」など、お子さんの成績や家庭の状況によって様々なお悩みがあるかと思います。

 

そこで今回は、志望校を決めるときの状況に応じて、親はどのように関われば良いかを説明していきます。

志望校について子どもの希望があるとき

お子さん自身に行きたい高校があるというのはとても良いことです。自分で志望校を決めるからこそ、勉強に対するやる気も出てきます。

 

ただ、お子さん自身が志望校を決めたとき、その理由や状況によっては親がアドバイスしてあげた方が良いケースがあります。

 

では、色々なケースを見ていきましょう。

その高校に行ってやりたいことがあるとき

この場合はよっぽどのことがない限りは、お子さんの意見を尊重してあげる方が良いと言えます。お子さん自身にやりたいことがあり、その夢に向けて頑張って合格を勝ち取ることができれば、大きな成功体験になります。この体験は、今後のお子さんの人生の糧になります。

制服がかわいいから・かっこいいから

「制服がかわいいから」これは女の子の場合によくある理由です。一見志望校を決める理由としてはあまり良くないように思えますが、「あの高校の制服が着たい」という願望が、勉強のやる気を高める上で良いきっかけになります。

 

その志望校のレベルがお子さんの現状の学力に対して低すぎる場合や、高すぎる場合は考え直した方が良いかもしれませんが、少し上を目指す程度であれば、「憧れの制服を着たい」という希望を応援してあげても良いのではないでしょうか。

友達と同じ高校に行きたいから

これも制服の場合と同じです。お子さんの学力よりも少しレベルが高い場合は、勉強へのやる気を高めることにつながり、合格すれば、頑張って勉強して合格を勝ち取った成功体験になります。

 

大人になったときに自分で頑張れる人間になるためには、子ども時代に大きな成功体験を経験しておくことが大切です。どんな理由にせよ、子どもが自分の意志で頑張ろうとしているなら、応援してあげるのが得策と言えます。

自信がないから、自分のレベルよりも低いレベルの高校に行きたい

この場合は、親がアドバイスしてあげる必要があります。大げさなようですが、高校受験は今後の人生に関わる一大イベントです。一生懸命頑張って勝ち取った合格は大きな自信になり、大学生や社会人になったときにもこの体験が生きてくるでしょう。

 

ただし、無理やり説得して志望校のレベルを上げさせるのは良くありません。理想は、子どもが自分で志望校のレベルを上げたいと思うことです。そのために、子どもの話をじっくり聞き、頑張りたい気持ちを引き出してあげるのが親の役目です。

志望校のレベルが高すぎる

この場合は、時期によって判断する必要があります。中3の夏ごろまでであれば、塾や通信講座を活用すれば、子どもの頑張り次第でレベルの高い高校に合格することは可能です。ただし、この場合は塾選びがポイントになってきます。

 

塾を選ぶ際は入会する前に必ず、お子さんの現状の学力と志望校を提示して、絶対に受かりたいという意志を伝えてください。その上で、この塾に任せたら大丈夫という塾が見つかれば、お子さんを応援してあげても良いのではないでしょうか。

 

また、高校受験の塾選びのポイントについては次の記事を参考にしてみてください。

子ども自身に希望する志望校がないとき

子ども自身に志望校がない場合は、親が決めてあげるしかないのでしょうか?

 

子どもの希望がないからと言って、親が一方的に決めてしまうのは良くありません。今後の人生を左右する高校受験の選択を親がしてしまっては、その先も自分で決断や判断ができない大人になってしまう可能があるからです。

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

 

子どもが志望校を決められない場合は、親が情報を与えて、志望校について考えるきっかけを作ってあげましょう。

 

そこでおすすめなのがオープンスクールです。実際に高校に行って、高校生や学校のイベントに触れることで、高校に通うイメージが沸いてきます。また、制服を着ている高校生を見て憧れる気持ちも出てくるかもしれません。

 

オープンスクールの情報については、インターネットで色々な高校の情報をまとめて掲載しているサイトがありますので、そのようなサイトで探してみてください。

 

オープンスクールなどできっかけ作りをした後は、お子さんと志望校についてじっくり話し合う機会を作ってください。お子さんの中で考えていることがあっても口に出せていないだけかもしれません。

 

少しの意志や希望でも構いません。一方的に志望校を決めてしまうのではなく、オープンスクールなどをきっかけにしてお子さんの意志を引き出して、志望校を一緒に考えてあげられると良いのではないでしょうか。

まとめ

以上、高校受験で志望校を決めるときの親のかかわり方を、色々な理由や状況別にご紹介しました。

 

また、志望校は決まったけど、高校受験本番に向けて親がどのようにサポートすれば良いかということも悩むところだと思います。

 

高校受験での親のサポートについては、次の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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