自分に合った勉強をすれば、第一志望合格を勝ち取れます。

高校受験生にとって親がストレスの原因になることがある?

2017年09月23日

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高校受験を控える子どもから、親がストレスになっているという悩みを聞くことがあります。親にとっては少しショックなお話ですが、残念ながら現実に起こっている問題です。

 

高校受験を控えた中3の時期は反抗期のお子さんも多いため、少しのことでイライラしたりストレスになったりしてしまいます。「親がうざい」という生徒からの相談は、悲しいことですがよくあることなのです。

 

例えば、成績のことで怒られたり、勉強しろとうるさく言われたりといったことです。もしかすると心当たりがある親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、勉強のことが心配でついつい言ってしまった言葉や、イライラした態度がお子さんのストレスになり、高校受験の勉強に影響してしまうことがあるのです。

 

もちろん、子どもが勉強しない場合は、親がきちんと注意して勉強をするように促さないといけませんが、なるべく子どものストレスにならないように気を付けることが必要です。

 

今回は、高校受験を控える子どもにとってストレスになっている親の言動や、ストレスにならないようにするにはどのように接するのが良いかを説明していきます。

勉強しなさいと言われる

これはどのご家庭でも、親御さんが口にしてしまいがちな言葉です。たしかに、高校受験を控えているのに、子どもがまったく勉強していない場合は、言わないと仕方がないことだと思います。

 

ただ、注意したいのが、たまたま見たときに勉強していなかっただけで注意してしまうことです。大人でも経験があることだと思いますが、今やろうとしていたときに、「○○しなさいよ!」と言われると、イラっとしたり、ストレスに感じたりすることがあると思います。

 

特に、親が忙しくてあまり子どもの様子を見られていない場合に注意が必要です。高校受験までに時間がなくて心配になる気持ちもあると思いますが、頭ごなしに「勉強しなさい!」というのではなく、「今日は何時から勉強するの?」などと、まずは状況を確認するようにしてあげることが大切です。

子どものことを心配しすぎている

あなたは、お子さんを子ども扱いしていませんか?「まだ子どもだから、親が判断して誘導してあげないとだめだ」と思っていませんか?

 

中学生はまだまだ子どもだと思っていても、親御さんの心配とは裏腹に、自分でしっかり考えているものです。勉強のやり方だって、親が知らないところで自分なりに計画を立てて進めているかもしれません。

 

親は心配しすぎるがゆえに、子どもにあれこれ余計なことを言ってしまいがちです。それは子供にとって大きなストレスになります。子どものことを信用して一歩引いたところから見守ることも、ときには必要です。

 

ほったらかしはだめですが、干渉しすぎているなと感じる場合は、子どもが求めてきたときにアドバイスをしてあげるくらいの距離感でいる位でちょうど良いかもしれません。

 

また、この「心配しすぎる」ということと関連する内容で、志望校を決めるときにどの程度親が関われば良いかという問題があります。これについては次の記事をチェックしてみてください。

他の子と比べる発言はぜったいにNG

いくら勉強していないからと言って、「○○くんは毎日5時間も勉強しているのにあなたは…」などと他の子と比べる発言をするのはやめてください。

 

他の子と比べられることで、子どもは自信をなくしてしまいます。比べられたことがきっかけとなり、「自分はできない子だ」と感じてストレスになってしまいます。

 

それに、他の子の勉強のやり方が自分の子にも合っているとは限りません。子どもは一人一人違うので、自分に合った勉強のやり方も違います。他の子と比べても意味はなく、子どもの自信をなくすだけなので、ぜったいにやめてください。

中3は何もなくても親がうざい時期。受け止めることも必要

何も悪いことをしていないと思っていても、子どもが反抗的な態度をとったりイライラしたりするという悩みを聞くことがあります。

 

中3は多感な時期でもあり、高校受験でストレスも溜まりやすくなっています。

 

何もしていないのに、「うざい」と反抗的な態度をとられたり、いつもイライラされていると辛いと思いますが、今だけだとぐっとこらえて受け止めてあげてください。

 

子どもは反抗的な態度をとっていても、親が自分のためを思って色々世話を焼いてくれているということはしっかり理解していますし、心の中で反省もしていると思います。

 

子どものイライラに傷つくこともあるかもしれませんが、広い心で受け止めてあげてください。

感情をそのままぶつけるのはNG

高校受験の時期は、子どものストレスにならないように気を付けていても、受験勉強や志望校のことでぶつかってしまうことはあると思います。

 

そんな時に、感情のまま言い合いになってしまうのはよくありません。子どもも親も感情的になっていると、折り合いがつかず、けんかして終わりになってしまうからです。

 

感情的になってしまうのは仕方ないですが、その感情のまま怒るのではなく、その場では一旦話すのをやめて、あとで冷静になったときにゆっくり話し合うようにしましょう。

 

そうすることで、子どもも落ち着いて話を聞いてくれるようになります。

まとめ

以上、高校受験において子どもにストレスになる親の言動と、その予防法についてお伝えしました。

 

子どもにとって大きなイベントである高校受験を乗り越えてほしいという気持ちや、子どもに対する心配から、どうしてもお子さんに口うるさく言ってしまうことはあると思います。

 

そんなときに、今回の内容を少しでも思い出していただけると幸いです。

 

また、親として高校受験を控えるお子さんをどのようにサポートするべきか、ということについてもよく相談をいただきます。高校受験での親のサポート方法については次の記事で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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