高校受験の勉強を親が教える場合の注意点やポイント
高校受験に向けて、家庭教師を付けたり塾に通ったりする生徒は多いですが、事情によって塾に通えない生徒や通いたくない生徒もいると思います。
そのような場合に子どもが一人で勉強できる場合は良いですが、そうではない場合は親が教えることも必要になってきます。
家庭教師や塾なしで、親が教えるだけで大丈夫なのか?と思う人もいるかもしれませんが、高校受験レベルであれば問題ありません。ただし、高校受験の勉強内容を親が理解している必要があります。
また、教育関係の仕事をしている人や、上の兄弟に教えた経験がある人にとってはそれほど難しいことではないと思いますが、教える経験が初めてという場合はどうやって教えるのが良いのかわからなかったり、迷ったりすることもあると思います。
ここではそのような方に向けて、高校受験の勉強を親が教える場合の方法や注意点をご紹介します。
わからないところを教える
子どもの成績や志望校にもよりますが、ある程度自分で勉強できていて、定期テストでも400点以上数がとれている子の場合は、分からないところを教えてあげるだけで十分です。
勉強のやり方に下手に口出しすることで子どものストレスになってしまうので、「わからないところがあったら言ってね」と一言声をかけてあげるだけでOKです。
また、実際に教える場合の注意点ですが、まずはどこがどうわからないのかを詳しく聞きましょう。「この問題がわからない」と言われても、途中までは理解できている場合があります。そういうときに、一から説明してしまうと余計に混乱してしまいます。
勉強のやり方を教える
あまり勉強が得意ではない子の場合、勉強のやり方から教えてあげる必要があります。勉強のやり方と言っても、暗記などの具体的な勉強方法だけではなく、スケジュールの立て方や時間の使い方など、根本的な勉強への取り組み方を教えなければならない場合もあります。
スケジュールの立て方、時間の使い方
現状勉強の習慣がない子の場合は、まずは1週間の中でどのように時間をとって勉強を進めていくのかを一緒に考えてあげましょう。
親がスケジュールをすべて決めてしまうのも悪いことではありませんが、子どもと一緒に、子どもの考えも聞いたうえで決めたスケジュールの方が、子どもにとっても取り組みやすいですし、やる気アップにもつながります。
具体的なスケジュールの立て方は次の記事で説明していますので、チェックしてみてください。
具体的な勉強のやり方
勉強のスケジュールが組めたら、次は具体的な勉強のやり方です。効率的な勉強のやり方がわかっていないまま勉強を進めても身につきません。子どもの勉強の様子を見てみると、意外と無駄なことが多かったり、それでは身につかないよ…と思ったりすることがあります。
勉強のやり方については、親御さん自身勉強が得意だった場合は、自分自身のやり方を教えてあげましょう。その際の注意点は、子どものレベルに合わせて説明するということです。自分自身が当たり前にやっていたことでも、子どもにとっては難しい場合があります。
できるだけ具体的に作業レベルで教えてあげること、そして教えてあげた後に実践するところまでサポートしてあげることが大切です。
また、親御さん自身あまり勉強が得意ではなかったという人も安心してください。このサイトでは高校受験に向けて効率的に勉強するための勉強法を多数ご紹介しています。勉強の方法については下記のページからチェックしてみてください。
親が教える際の注意点
高校受験の勉強を親が教える場合に、注意していただきたいことがいくつかあります。まず一つ目は、感情的にならないということです。子どもに勉強を教えているとき、なかなか理解してくれないとイライラしてくることがあると思います。実際に子どもに勉強を教えると喧嘩になるというお話もよく聞きます。
そんなときにそのイライラを子どもにぶつけてしまうと、子どもはやる気や自信をなくしてしまいます。また、親に教えてもらうことに対して抵抗感が出てきてしまいます。
親が教える場合は、気長に子どものペースに合わせて教えてあげるようにすることが大切です。
親が教えるだけでは不十分な場合
中1中2の内容はまだしも、中3にもなると勉強内容も難しくなってきます。大人といえども分からない問題もあると思います。そのような場合は、まずは学校の先生に質問するように促しましょう。授業の後の休憩時間や放課後に先生に頼めば、快く教えてもらえます。
それでも不十分な場合は、通信教育を併用するのも一つの方法です。今の通信教育は、分からないところがあればリアルタイムに質問に答えてくれるサービスがあります。その中でも特におすすめなのが、月額3,000円で質問し放題の“manabo”というサービスです。
スマホで分からない問題をカメラで撮影して送れば、チューターがすぐに答えてくれます。質問だけのサービスですが、親がサポートする前提であれば十分です。
それよりもさらに手厚いサポートが必要な場合は、本格的な通信教育サービスを受けることをおすすめします。最新の通信教育サービスについては次の記事で紹介していますので、チェックしてみてください。
まとめ
以上、高校受験の勉強を親が教える場合の注意点やポイントなどをご紹介しました。お子さまが高校受験を控えていると、親も何かと心配事や気苦労が絶えないですよね。このサイトでは、高校受験生のお子さまとの接し方などもご紹介していますので、そちらの記事もあわせてチェックしてみてください。