自分に合った勉強をすれば、第一志望合格を勝ち取れます。

不登校の中学生におすすめの通信教育サービスとは?

2018年05月28日 通信教育

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文部科学省が平成27年度に発表したデータでは、小学生の不登校はおよそ250人に1人なのに対し、中学生ではおよそ35人に1人へと急激に増加しています。中学生に上がったタイミングで不登校になってしまう生徒は多いのです。

その大きな原因として、生活面でも勉強面でも環境がガラッと変わることが挙げられます。また、いじめなどの直接的な原因がなくても、なんとなく不登校になってしまう子も多いそうです。

自分の子どもが不登校になってしまったとき、何よりも心のケアが気になるところですが、それと同じくらい重要なのが学校の勉強です。中学時代の勉強は、その先のすべての学習の基礎となると言っても過言ではありません。

不登校の中学生におすすめの勉強方法の一つとして、「通信教育」が挙げられます。ここでは、不登校の中学生にとって通信教育がどのように良いのかということや、通信教育を選ぶときに注意するべきポイントなどをご紹介します。

不登校の中学生が通信教育で勉強するメリット

不登校の中学生が通信教育で勉強する場合のメリットを見てみましょう。

他人と会わずに勉強が進められる

まず何よりも、自宅で他人と会わずに勉強が進められるという点です。家庭教師や個別指導塾などの選択肢も考えられますが、不登校の生徒の場合はかなりデリケートになっていると思いますので、大人といえどもあまり知らない人には会いたくない場合が多いと思います。通信教育であれば、自宅で誰とも会わずに勉強を進めることができます。

自分のペースで学習できる

不登校になってしまったとき、子どもは心に傷を負っていて勉強どころではないということもあると思います。通信教育であれば、自分のペースで少しずつ学習を進めることができます。

不登校の中学生が出席扱いになる?

そして、通信教育の1番のメリットは、通信教育で学習することによって中学校の授業が出席扱いとなる場合があることです。

文部科学省は平成17年に、「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」という通知の中で、不登校の生徒がIT等を活用した学習活動(主に通信教育)を行った場合に、要件を満たせば出席扱いとなることや、その成果を評価に反映することができることを明記しています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/06041201.htm

ただし、どんな通信教育サービスでも出席扱いになるわけではありません。学校側に問い合わせて、出席扱いにしてもらうための要件などを確認するようにしましょう。

不登校の生徒が通信教育で勉強する場合のデメリット

不登校の生徒にとって通信教育は良い面もたくさんありますが、やはりデメリットもあります。その中でも一番大きいのが、「勉強のやり方が分からない」ということです。

いくらサービスが充実してきているとはいえ、勉強の具体的なやり方まで教えてくれるサービスはまだほとんどないのではないでしょうか。

例えば、暗記のやり方ひとつをとっても、ただ繰り返し音読したりノートに書いたりするだけでは身につきません。しっかり身につけるためのやり方があります。

学習スケジュールと内容が決まっていたとしても、その内容をしっかり身につけるための勉強法が分かっていないとせっかく取り組んでも身につかないということもあります。

通信教育を上手に活用するには?

では、不登校の中学生が通信教育を上手に活用するためにはどうすれば良いのでしょうか?不登校のお子さまをサポートできるのは親御さんだけです。親御さんがサポートしてあげることで、通信教育だけでも学校の勉強をすべて賄うことが可能です。

学習スケジュールを一緒に立てる

まずは、学習スケジュールをお子さまと一緒に立ててあげましょう。通信教育の教材だけを渡されても、何をどう進めていって良いのかわからないと思います。

中には1週間や1か月の学習スケジュールを組んでくれる通信教育サービスもありますが、1日の生活の中でどのように勉強を組み込むかというところから、一緒に考えてあげることで勉強が進めやすくなります。

モチベーションをコントロールする

通信教育で学習を進める場合にネックになるのが“やる気”の問題です。大人でもそうだと思いますが、学校の授業のように決められた時間に先生の言うとおりに勉強する形ではなく、自分で進めなければならない場合、なんとなく“やる気”が出ないことはないでしょうか?

ましてや不登校でナーバスになっているお子さまの場合は、なおさら勉強への意欲は低下してしまっていることでしょう。そんなときに、自主的に勉強することはなかなか難しいと思います。

そんな時に、親御さんのサポートが必要になります。お子さまが勉強に意識を向けられるように、悩みや気持ちを聞いたり、励ましたりしてあげてください。

勉強のやり方を教える

大人や成績の良い子が当たり前にやっているようなことでも、勉強に慣れていないお子さまの場合はできていないということがあります。

例えば、数学の計算問題はただ解いて答え合わせをして終わりではなく、間違っているところを見直して次は解けるようにする、というところまでが勉強です。

このように、学習内容を身につけるための勉強ができていないお子さまも多いので、できれば、お子さまの勉強の様子を見て親御さんが教えてあげるようにしてください。

その際は、きつい言い方になってしまったり、感情的になってしまったりしないように気を付けてください。

不登校の中学生が通信教育サービスを選ぶときのポイント

このように、通信教育はうまく活用すれば不登校の中学生にとって有効な学習ツールと言えます。そして、不登校の中学生の通信教育サービス選びのポイントは、“動画教材がついている”ことと、“質問ができる”ということです。

動画教材

不登校になってしまうと学校の授業を受けないので、すべて一からの学習になります。そのような場合に助けになるのが動画教材です。やはりテキストの教材だけで一から勉強するのは無理があります。

わかりやすい動画教材があると、学校の授業を受けていなくても、学習内容が理解しやすくなります。

質問サービス

通信教育で一人で勉強していて分からないところがあると、そこでつまずいて先に進めなくなってしまいます。そんなときに質問サービスがあると心強いです。

質問サービスと言っても、メールやFAX、電話、ビデオ通話など様々な方法がありますが、おすすめはリアルタイムで質問に答えてくれるサービスです。

メールやWEBなどで24時間受け付けはしているけど、回答が返ってくるのは1日経ってから、というものもありますので注意が必要です。

動画や質問のサービスがある、最新の通信教育サービスについては次の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

以上、不登校の中学生におすすめの通信教育サービスについてご紹介しました。

不登校になってしまっても、将来を悲観したり、不安に思ったりする必要はありません。この記事でご紹介したように、学校に行けなくても、出席扱いを受けたり、高校受験に必要な勉強をしたりすることはできます。

お子さまの状況に応じて、親御さんが最適な勉強方法を見つけてあげることができれば幸いです。

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