高校受験を塾なしで乗り切るためのコツ
高校受験に向けて勉強を始めようと思ったときに、塾に行くかどうかは悩むポイントだと思います。
できれば塾なしで志望校に合格したいけど、本当にいかなくて大丈夫なのか不安…。という人もいると思いますが、塾なしで高校受験を乗り切れるかどうかは、志望校のレベルや現状の成績、性格のタイプによっても変わります。
まずは、塾なしで高校受験を乗り切れるかどうかを判断するために、次の記事をチェックしてみてください。
また、偏差値70を超える難関高校は、さすがに塾なしでは難しいんじゃないの?と思う人もいると思います。
たしかに、偏差値70以上の私立の難関高校では、入試問題に難易度の高い特殊な問題が出題されることも多いため、塾なしでは難しいかもしれませんが、公立高校の場合は、偏差値70を超える難関高校も塾なしで十分目指せるのです。
では、塾なしで高校受験を乗り切るために注意するべきポイントやコツを紹介していきます。
受験までの目標やスケジュールを立てる
高校受験に向けた勉強で大切なのは、目標を持って取り組むことと、受験までのスケジュールを立てることです。
目標やスケジュールなしに闇雲に取り組んでも効率の良い勉強はできませんし、合格までに必要な学習がすべて終わらない可能性もあります。
塾に通っている場合は、塾が受験勉強のスケジュールを組んでくれるので、それに沿って勉強すれば良いのですが、塾なしで勉強する場合は自分でスケジュールを立てなければいけません。
そのために、まずはこれまでの学習範囲を振り返って、自分の苦手な単元や抜けている部分を洗い出しましょう。
苦手を洗い出せたら、それを踏まえて必要な学習内容を整理し、スケジュールを立てていきます。スケジュールの立て方について、詳しくは次の記事をチェックしてください。
勉強へのやる気や気分をコントロールする
塾なしで受験勉強に取り組むときの最大の難関は、受験までやる気を維持してコツコツ勉強に取り組むことです。
塾に行っていれば、週2回か3回は教室に行って勉強する時間がありますし、自習室で他の生徒と一緒に勉強することもできます。
塾なしで受験勉強をするということは、自分で一人黙々と勉強に取り組まなければならないということです。一人で勉強していると、どうしてもやる気が出なかったり、集中できなかったりすることがあると思います。
そこで、一人でもやる気を維持して勉強に取り組むコツをご紹介します。
やるべきことを明確にする
やる気が出ない場合の大きな原因として、何をすれば良いかが分からないことが挙げられます。
例えば、作文を書く課題があったときに、「“家族”というテーマで自由に書いてください」と言われるのと、「“家族”というテーマで、1.家族の紹介、2.家族との思い出、3.家族の好きなところ を書いてください」と言われるのと、どちらが取り組みやすいでしょうか?
このように、やるべきことはなるべく細かく決まっている方が、やる気を持って取り組むことができます。英語のワークのp.2~10、国語の問題集のp.20~22など、その日に取り組む学習内容を細かく決めるようにしましょう。
休憩をはさみながらメリハリをつける
人間の集中力は長くても90分しか持たないと言われています。90分を超えると学習の効率が悪くなってしまうため、60分~長くても90分に1回、10分~15分程度の休憩を挟むようにしましょう。
長時間の勉強があまり得意ではない場合は、最初は30分ごとに休憩を挟む形でも構いません。徐々に勉強時間を長くしていきましょう。
教科を変えて気分を変える
コンカレントワーキングという言葉を聞いたことがありますか?コンカレントワーキングとは、複数の作業を並行して進めることです。
並行して進めると言っても、食事をしながら学校に行く準備をするというように、同時に複数の作業を行うことではありません。
例えば、英語の問題集を2ページ進めようと思ったときに、一気にすべて解いてしまうのではなく、途中でやめて、国語の漢字を暗記するなど他の勉強を間に挟むような感じです。
こうすることで、やる気を維持しながら効率的に勉強に取り組むことができます。
自分に合った学習環境を見つける
親御さんからは、自分の部屋で勉強しなさいと言われることが多いのではないでしょうか?
一方で、テレビなどではリビングで勉強すると良いという話を聞くこともあります。では、どこで勉強するのが一番良いのでしょうか。
勉強しやすい環境は人によって違うと思います。リビングなど周りに家族がいる方が勉強しやすい人もいれば、ざわざわしている場所では集中できない人もいると思います。
やる気を持って取り組むために、自分の部屋、リビング、図書館、カフェなどさまざまな場所から自分に合った学習環境を見つけることが大切です。気分によって変えるのも良い方法かもしれません。
模試を受ける
志望校を決めたり変更したりする上では、模試を受けて偏差値や志望校判定を出す必要があります。学校の成績では、模試のように志望校の合格可能性を正確に出すことはできません。また、模試を受けることで今の自分に足りていないことや抜けていることが分かるというメリットもあります。
塾に通っている場合は塾が模試の手配をしてくれる場合が多いですが、塾なしで高校受験を乗り切る場合は自分で申し込んで自分で受ける必要があります。
「高校受験 関西 模試」など、地域名を入れてインターネットで調べると、その地域で有名な模試の情報が出てきます。模試を受けて、志望校の決定に活かしましょう。
偏差値と模試についての詳しい説明は次の記事をチェックしてみてください。
受験情報をチェックする
塾に通っている場合、詳しい高校受験情報を提供してもらえるというメリットがあります。塾なしの場合は高校受験情報を自分で集める必要があります。
方法としては、
・インターネットで調べる
・学校の三者面談
・塾などが開催する無料の進路相談会に参加する
・オープンスクールに参加する
などが挙げられます。
高校受験情報を集める場合は、1つの方法に限らず色々な方面からアプローチすることが大切です。
まとめ
以上、塾なしで高校受験を乗り切るためのコツや注意点について説明しました。塾なしで受験を乗り切ることは十分可能ですが、自分の力で乗り越えないといけないことがたくさん出てきます。
さらに、偏差値70を超える難関高校の場合、塾なしで合格を目指すには人一倍努力しなければなりません。
志望校に合格するために、今回の内容を参考にして頑張ってください。
高校受験に向けた勉強を一人で進めるのが不安なあなたへ
たしかに、高校受験はほとんどの人にとって人生で初めての受験になるので、不安な気持ちになるのは当たり前です。
「自分で勉強しているけど成果が出ない…」「今の勉強で本当に志望校に受かる?」など、色々な不安があると思います。