高校見学やオープンスクールでは何をするの?見るべきポイントは?
高校見学やオープンスクールは、ホームページや資料だけでは分からない、校風や授業・部活の雰囲気などを体験できる貴重な機会です。
3年間通う高校ですから、実際にその高校に行って自分の目で見て体験することはとても重要です。高校受験の志望校や受験する高校を決める情報収集のためにも必ず参加しましょう。
ここでは、高校見学やオープンスクールの内容や注意して見るべきポイントなど、高校見学やオープンスクールに参加する前に知っておきたいことを説明します。
事前準備をしっかりとして、有意義な高校見学にしましょう。
高校見学、オープンスクールの時期
高校見学やオープンスクールは、7月から徐々に増えていき、10~11月あたりにピークを迎えます。多くの高校で夏と秋の複数回開催されるので、夏に行きそびれたという人も、秋の高校見学に行くことができます。
気になっている高校の高校見学やオープンスクールの日程はしっかりチェックし、スケジュールを立てておくようにしましょう。
高校見学やオープンスクールでは何をするの?
高校見学やオープンスクールでは、校舎見学や授業公開、授業体験、部活体験などが実施されます。それぞれどんなことが体験できるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
校舎見学
高校の校舎を見学して回ることができます。実際に通うことを想定して、教室や廊下はきれいかどうか、設備は整っているかなどをチェックしましょう。その高校で部活動に入ることを考えている場合は、グラウンドの広さや設備も確認しておきましょう。
授業公開
その学校の高校生が授業を受けている様子を見学することができます。実際の授業やクラスの雰囲気を確かめることができます。
授業体験
実際に授業を受けることができます。自分の好きな教科を選ぶことができるところもあり、授業の内容は、理科の実験やタブレットを使ったものなど、楽しく学べるものが多くなっています。ただ授業を受けるだけではなく、先生の教え方は分かりやすいか、熱意はあるかなどを注意して見ておきましょう。
部活体験
部活体験では、その高校の様々な部活動を体験することができます。中には部活体験だけの高校見学を実施している高校もあります。経験者も初心者も関係なく体験できる場合がほとんどなので、やってみたことのない部活でも気軽に体験してみましょう。
他にも、ダンス部のパフォーマンスや、ナイトツアーなど一風変わったイベントを実施している高校もあります。
高校見学やオープンスクールで見るべきポイント
高校見学やオープンスクールに参加する目的は、志望校や受験する高校を決めるための情報収集です。ただ参加して「楽しかった!」で終わりではなく、志望校を決めるために必要な情報をしっかり確認することが大切です。
では、どのようなポイントに注意して高校見学やオープンスクールに参加すれば良いのでしょうか?
生徒の授業態度
授業公開が実施されている場合は、その高校の生徒がどういう姿勢で授業に取り組んでいるかをチェックしましょう。高校で勉強を頑張りたいと思っていても、周りの生徒がだらけていたり、授業の環境が良くなかったりすると、集中して授業を受けることができません。
それ以外にも、授業中に質問しやすい環境であるかということも重要です。分からないことがあったときに、遠慮なく質問できる環境だと、授業についていけなくなることも少なくなります。
先生や生徒の印象・雰囲気
先生の接し方や指導の仕方、生徒と先生の関係、生徒同士の雰囲気を見ることで、実際に自分がその高校に通ったときのイメージが付きやすくなります。
また、もう1つ見ておきたいポイントが「挨拶」です。先生と生徒の挨拶だけではなく、高校見学に参加している中学生への挨拶もきちんとされているかをチェックしましょう。
外部の人にもしっかり挨拶ができていると、先生の指導が行きわたっており、先生と生徒のコミュニケーションも取れていることが分かります。
校舎や教室、グラウンドなどの設備
高校には3年間通うので、教室や設備を見ておくことも大切です。校舎や教室が古くて汚れていると、毎日通うことが憂鬱になりますし、何より気持ちよく授業を受けることができません。その高校に毎日気持ち良く通えるかを基準にして、教室などの設備をチェックしましょう。
後は、掃除が行き届いているかも重要なチェックポイントです。校舎や教室が清潔に保たれているということは、生徒のマナーが良いということです。
通学しやすいかどうか
高校選びでは、通学しやすいかどうかという点も忘れてはならないポイントです。自宅から時間がかかりすぎないか、電車の混み具合はどうかなど、毎日通学する上で問題がないかどうかもチェックしておきましょう。
高校見学やオープンスクールに参加するのは1校でいいの?
気になる高校があればなるべくすべての高校の高校見学に行った方が良いです。1校見学しただけだと、比較対象がないため、良いのか悪いのかがよくわかりません。複数の高校を見学して比較することで、その高校の良い点や悪い点が見えてきます。
余裕があれば複数の高校見学やオープンスクールに行って授業体験や校内見学をして、自分に合った高校を見つけましょう。
高校見学、オープンスクールに参加するときの服装
中学生は基本的に制服で参加します。ただ、制服を着ていればなんでも良いというわけではありません。制服を着ていても、身だしなみがきちんと整っていないと、印象が悪いからです。
女子の場合は、スカートが短すぎないか、髪型が派手すぎないかなどに注意しましょう。また、普段から化粧をしている場合は、オープンスクールにはしていかない方が良いです。
男子の場合は、シャツのボタンが上まで留まっているか、シャツの下から派手な色のTシャツが見えていないかなどに注意しましょう。
そこまで気にしなくても良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、学校見学では意外とチェックされています。
実際に、学校見学やオープンスクールで、上履きに落書きがあった生徒が、高校側から「受験しなくていいです」と言われてしまった、ということもあります。
他にもたくさん人がいるからといって安心せずに、身だしなみはきちんと整えていきましょう。
まとめ
以上、高校見学やオープンスクールについて、具体的な内容から注意点までを説明しました。高校見学は機会が限られています。後悔しないように、気になる高校があれば高校見学やオープンスクールに参加するようにしましょう。
また、高校見学やオープンスクールの他に高校に訪問する機会としては、学校説明会があります。学校説明会については次の記事で紹介していますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。